行政院は2000年5月、高雄市路竹地域にある南部科学園区路竹園区の開発案を認可し（路竹園区は2004年7月に高雄園区に改名）、2001年4月に正式に承認しました。

高雄園区は、高雄市の路竹、岡山、永安の3つの地域の間に位置し、面積は約567ヘクタール、主な産業はオプトエレクトロニクス、医療材料、航空宇宙産業などです。

2017年より継続して、医療材料の革新的な研究開発能力の強化を実施しており、医療材料の高付加価値化・高価値化を図るべくICT技術を導入し、スマートヘルスケアサービス産業を発展させて、スタートアップ企業や既存の医療材料および情報システムソフトウェア企業を誘致する「南部スマート生物医学産業クラスター推進計画」を推進しています。

さらに、「南部科学園区航空宇宙重点システム技術アップグレード推進計画」の推進により、産官学の研究資源を統合し、航空宇宙産業技術の高度化(Tier N-1)と航空宇宙認証の取得を支援することで、既存の航空宇宙メーカーを上流、中流、下流のサプライチェーンに呼び込みます。またそれは、既存メーカーにとって海外の大手メーカーからの受注を確保するチャンスにもなるでしょう。

加えて2017年からは、「南部科学園区・スマート製造産業クラスター推進計画」を実施、コーチングプラットフォームの確立と奨金補助金を通じて技術革新における産学、研究、医療の協力を奨励し、園区内企業のスマート製造能力を強化しています。この計画では、工業技術研究院が南部科学園区の高雄園区に初の3Dプリント医療材料製造拠点を構築して、設計、試作、商用OEMまで一括して医療機器メーカーをサポートすることで、国際認証を満たす金属3Dプリント医療材料の開発や、3Dプリント医療材料の国際市場獲得を支援しています